2018年6月24日日曜日

スタッフ紹介 シロ

みなさんこんにちは!
2018きみっしょんのスタッフを勤めさせて頂きます「シロ」こと 大里 智樹(おおさと ともき)です。
よろしくお願いします!!


[自己紹介]
改めまして、大里智樹と言います
ニックネームは「シロ」です!
由来は私の出身学校が、埼玉県の春日部高校であるということから来ています。
ピンときた方はいますかね?
友人と乗鞍岳にいった時の写真です
乗鞍岳は自転車でいける日本最高標高の峠です(コレは入り口ですけど)


本来は、《名古屋大学大学院 工学研究科 化学システム工学専攻 材料化学講座 界面・反応動力学研究グループ 齋藤・稗田研究室 上野研究グループ 》というとーーっても長い名前の所に所属している大学院修士の2年生です。
(齋藤・稗田研究室HP  http://rd.numse.nagoya-u.ac.jp/)


 ただ、どうしても宇宙に関わる研究がしたい と、名古屋の先生に駄々をこね、昨年10月からJAXA/宇宙科学研究所 宇宙飛翔工学研究系 の後藤研究室に拾ってもらいました。感謝です。


 昔から宇宙に憧れていて、小学校ぐらいの時の夢は野球選手か宇宙関係の仕事につくことでした。いつか、いろんな人が当たり前に宇宙にいける時代を作りたいと思っています。


[趣味とかぷち自慢]
   趣味は自転車やカメラ、バスケットボール、読書などなど、いずれも人に誇れるようなレベルでは無いですが、色々手を出してます!
 最近はまっているのは、単焦点レンズだったり、あと、司馬遼太郎とか森見登美彦とかかなーと。あと最近全然やれていないので、バスケがしたいです。


   それから、鳥人間コンテストって知ってますかね?
毎年夏の終わり頃テレビでやってる、お手製の飛行機で琵琶湖にダイブするあれです。
  名古屋にいた時は、その人力飛行機のサークルでパイロットとかをやってたりしました。つまり自分の力だけで空を飛んだことがあります!
(もちろん色々な人の協力のおかげです!)
なので、そういうのに興味がある人、大学でやってみたいなって思ってる人は、ぜひ話しかけてください!
(ちなみに、普通の飛行機に縁がなく、最近まで乗ったことがなかったので、人生で初めて乗った飛行機は自分たちで作った人力飛行機でした 笑)


Fig.1 実際に飛んでる時の写真
これは練習なので高度はだいたい3-4メートル、中で頑張って漕いでるのが私です
[研究紹介]
   JAXAの後藤研究室では主に、セラミックス樹脂 といった素材を使った 複合材料 の研究をしています。


   セラミックスというのは、一般的には陶磁器・セトモノ・焼き物 と言われ、お茶碗とかお皿に使われる素材です。


   でも焼き物って手が滑ったりして落とすと、”パリンッ “ って割れちゃいますよね…
そこで落ちても割れないような焼き物を作る技術の一つが複合化 になります
Fig.2 陶磁器
(出典:wikipedia)
Fig.3 鉄筋コンクリート
(出典:wikipedia)
   じゃあその「複合化って何ー?」というお話から。
 さて、ここで少し話は飛びますが、皆さんは鉄筋コンクリートという建築材料を知っていますかね? 大きいビルとかを建てる時に壁や柱になっているあれです。
  コンクリートの中に細い鉄の柱を埋め込むことにより、コンクリートのみで壁を作った時よりも、色々な力に対して壊れにくい壁を作ることができます。         
 このようにして、2種類以上の違うもの同士をまぜる(組み合わせる)ことを,複合化 と呼び、そうして作った材料を 複合材料 と呼びます。
  そこで、この 複合化 を焼き物に対しても行なってみようというのが、僕たちの研究室でやっていることです。(つまり落としても割れないお茶碗のようなものを作っている研究室なのです!笑)


 すこし専門的な話をすると、もちろん JAXA でお茶碗を作っているわけではなく、ロケットや飛行機のエンジンに使用される材料を作っています。
 普通、セラミックスは(多くのお茶碗なども同様に)、焼き固めることによって作ります。これは裏を返すと、焼き固める時のような 高い温度でも壊れにくく硬いままである ということです。実際、ロケットや飛行機のエンジンでは内部がとてもに高い温度になるため、一般的な金属では溶けて柔らかくなり使い物になりません。そこで、複合化したセラミックスを使うことで、落としたりぶつけたりしても割れにくく、かつ高い温度でも硬くて強い ままのパーツを作ることができるんですね。


 一般に複合材料の研究ではこの他にも様々な組み合わせで複合化を行い、多種多様な複合材料の開発をしています。


                           
   また私の研究では カーボンナノチューブ(CNT) と呼ばれる最新の材料を使った複合材料の研究をしています。
 CNT は ”ナノチューブ” という名前の通りそれ一つ一つが、ナノレベル( 1mmの1000000 分の1) の細さを持った材料で、かつ アルミの半分の軽さで、鉄の20倍もの強さを持つ驚異的な材料 です。
 そのあまりの強さに、宇宙エレベータ などの夢の技術を可能にしてくれるのではと期待されているほどです。(宇宙エレベータとか CNTに 興味がある人はお話ししましょう!!)

Fig.4  CNTの模式図
左:多層CNT          右:単層CNT


 さらに専門的な話をすると、普段の研究では CNT をシリコンの板( Si 基盤)上に垂直にかつ林立して成長させた CNT array というものを用いて複合材料を作成し、その性能を調べています。
CNT array はピンセットで端っこをつまみひきだすことで、自然と CNT を糸のように引っ張り出す(紡績)ことができます。こうしてできた CNT 繊維の集まり ( CNT web ) のシートを用いて樹脂との複合材料を作っていきます。

Fig.5 CNTシートの作り方 
(a)Si 基盤状に成長した CNT とその紡績の模式図
(b)ピンセットで引き出した時の紡績現象の写真 (c) 紡績現象中のSEM像(電子顕微鏡画像)


  将来的に、こうして作られた複合材料がロケットや人工衛星に使われる日を目指して日夜研究をしています。


[きみっしょんへの意気込み]


 きみっしょんでは、宇宙をテーマに様々なことを考え、悩み、議論してもらうことになると思います。時には難しくてどうしていいかわからなくなることもあるかと思います。そしてそんな時、一緒に考え、共に悩みながらミッションづくりのお手伝い ができたらと思っています!
 
 また高校生ということで、進路に悩むこともあるかと思います。自分も一時は学校の先生と迷ったりしてました。(なので半分ぐらい?教員の免許持ってます)
 進路選択で悩んでいるときはしんどいとは思うけれど、そこでしっかりと悩むことは間違いなく今後のためになります。色々な人の話を聞いたり、様々な所に出向いていったりして、ぜひ自分の世界を広げてみてください!


 そして同時に、私自身も 皆さんから沢山のことを学べたら と思っています。
互いに切磋琢磨できる素敵な 5 日間になるよう、一緒に頑張りましょう!!


『ねだるな、勝ち取れ、さすれば与えられん。』


シロ




0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。