2018年5月7日月曜日

コアスタッフ紹介 てっちゃん

皆さん、はじめまして。
2018年のきみっしょんスタッフとしてお世話になります。
てっちゃん」こと、郭哲也(かくてつや)です。
役職は副事務局長になります !まぁ、事務局長のサポートですね笑

JAXAでの記者会見の様子
(ガチガチに緊張してました笑)

【自己紹介】
東海大学大学院修士2年の郭(かく)です。日本人です笑。中国語喋れません!
宇宙研では、太陽系科学研究系 固体惑星グループに属しています。

出身:神奈川県相模原市..生まれてこの方ずっとここらへん。

部活:バスケットボール部(中高)
今でもたまに中学校の体育館を借りてやったりしています。
小学校ではサッカーをやっていて、今でも好きなので、たまにやってます。

趣味:映画・音楽鑑賞、ギター(最近はじめたばかりでちゃんと弾けないです)。
聞いたことある人もいるかと思いますが、日本宇宙少年団(YAC)の横浜分団に小学校1年から入って活動していました。多分、今自分がここにいるのはその影響だと思います。


【研究紹介】
私の所属している宇宙研の春山純一研究室では、月探査や火星探査など、多岐にわたります。

<研究テーマは?>
研究テーマは、ズバリ「月の地下空洞の探索」です!
去年の10月中旬ごろ、月についてのJAXAの記者会見があったと思いますが、実をいうとあれは僕の研究成果だったんです笑!
成果内容は、月の地下空洞が見つかった?!ことで、地下空洞の大きさは、最大だと長さ約50kmで、幅約150m規模の可能性があるとされています。

図1. かぐやと地下空洞のイメージ図
幅は、数十m〜150m程度とされており、月面から天井または床までの深さは、約数十mから約200m程度。


<どうやって地下空洞を見つけたのか?>
地下空洞は月面からでは見えないため、月の画像データからは見つけられません。
そこで、2007年に打ち上げられたJAXAの月周回衛星かぐやに搭載されていた月レーダサウンダーのデータを使って、月の地下構造を調べました。
レーダサウンダーとは、電波(レーダー)を発射して、その電波が地面と地下構造の境界面で反射し、その反射波を受信することで、地下構造を調べることができる機器です。なので、月面からの反射波と地下の境界面からの反射波の時間差を距離に換算すると、その月面と地下構造の境界面の深さがわかるということです!

今回、レーダデータを見てみた場所は、地下空洞があると言われているマリウス丘と呼ばれる火山地域です。そのマリウス丘には、地下空洞に開いたとされる縦孔が見つかっており、その付近を詳しく調べたところ、地下空洞を指し示す特徴的なレーダデータがあることが分かり、その周りも同様に調べると複数地点に渡って地下空洞の特徴的なレーダデータがあることが分かりました。また、これらの地点は、重力の異常があり、平均的な場所と比べて地下の密度が低く、空洞が存在する可能性があるとされている地点でした。


<なんで、今になって見つかったのか?
① レーダデータ解析の技術向上
観測された当時の月レーダサウンダーのデータの中には、主にクレータなどの非直下の表面からの反射波が邪魔をして、そう簡単には詳しく地下をみることができませんでした。そこで、非直下の表面からの反射波を取り除く処理がなされ、地下の構造が見やすくなりました。

② 前例のない探索
月レーダサウンダーのデータは月の全球面に渡って観測されており、今回見つけた領域(数十km×数十km)ではデータは約7万地点近くありました。月レーダサウンダーのデータを用いた地下空洞の探索はこれまで全くやっておらず、まずどのようなデータが一般的であり、地下空洞の特徴を持つデータはどんなものなのかを確認していく作業が必要となり、そのため時間がかかる作業を丁寧に確認しなければならなかったのです。
図2. 左図:一般的なデータ、右図:地下空洞があるとされるデータ

まぁ、詳しいことは、JAXAのプレスリリースや当日個人的に聞いてみてください!


<研究では他に何をやっているのか?>
僕の先生である春山先生はもともと、2007年に打ち上げられたSELENE(かぐや)に載っていた地形カメラを担当していました。その地形カメラのデータや他のデータを使い、月の水調査や、縦孔・地下空洞調査、クレータによる地形の年代測定などを行っています。

シャックルトンクレーターの内部(かぐやの地形カメラ撮影)
水があるかもしれないシャックルトンクレーター


地下空洞があるかもしれないマリウスヒルズの縦孔

月の地下空洞は将来の基地建設地や科学探査に適していると考えられていて、春山先生率いるUZUMEプロジェクトは日本が人類史上初めて見出した孔に一番乗りして、その内部や周辺について理学的な調査を行う計画です。月面基地として最適な環境であることを確認して、国際社会に理学的データを提供することを大きな目的としています。日本が得意とするロボット技術を駆使して初の縦孔探査を実現する計画です。将来、火星の縦孔や、峡谷などの、水や生命の痕跡があるかも知れない場所の探査を可能にするための技術の開発も大きな目的です。
縦孔探査に興味がある、月に興味がある人はぜひ声をかけてください!

【意気込み】
僕が中学生くらいのときにきみっしょんがはじまり、自分は当時参加できませんでしたが、スタッフとして参加できるのはとてもうれしく思っています。
高校生のみなさんには、今後自分の将来を拓くために、自分の可能性を信じ、自分の探究心や好奇心を探し続けてください。その第一歩としてきみっしょんでは、我々スタッフがサポートします!壁にぶち当たったり、恐怖にかられたりしても、一緒に乗り越えていきましょう!フレッシュで元気なみなさんに会えるのを凄く楽しみにしています!
てっちゃん

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